どこでもドア


築、約40年の住まいの木製玄関ドアです。ドアの重みで金物が傷んで開かなくなるトラブルが…7年ほど前相談を受け、何度か調整を行って来ました。
アルミ製の玄関ドアにしてしまえば簡単ですが、40年前ご主人がこだわりを持って建てられた家との釣り合いを考えて交換には踏み切れずにいた様です。 
それも限界に達し、新たに作らせていただくことになりました。
家との調和を考えてもちろん「木」で。材料はおとなしくきめの細かい「ヒメコマツ」を選びいざ制作!

「面腰」というちょっと難しい仕口があります。面取りの部分が45度にカットされているので装飾の面が取れて、この面取りが大事で建具の重厚な表情を決めてくれると言っても過言ではありません。近年では割とシンプルな物が主流で、ヒョウタン面やギンナン面はあまり見かけなくなっている気がします。ですが、こちらのお宅にはこの様な古き良き装飾が施された面を使いたいと感じました。

室内のシンプルな建具は私も作ってきましたが、面腰が出来るって事が建具屋さんとの一線という気がしていました。
親方が残してくれた面腰仕口のサンプルを眺めて思った。「ここは建具屋さんに頼まず、私が作ってみよう!」
ギンナン面の刃を買ってきて、元建具屋さんだった、木のおもちゃや小物作家のアトリエ倭さんに図々しくも画像を送りつけ電話で色々ご教示いただきました。その節はありがとうございました。感謝です!

調整を繰り返し、緩くなってしまったホゾを付け足し。

こちらがギンナン面。写真わかりにくいですが。

中二階からビュー。


塗立てなのでテカテカしてますが。
ドアノブは3年ほど前に交換したばかりの「古代」という金物ブランドのものを付け替える事になってます。
装飾した面取り建具はどこでもドアなイメージ。渋めのピンクか水色に塗りたい。笑
明日吊り込みです。
できたらまた画像を追加したいと思います。
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健気な建具



建具の仕事は結構好きです!
木の加工をし終えて組み立てをしてぴったりくっつくと「やった感」がある。綺麗に塗装して、
現場に行って建て付けを見て時には削ったりたまにはすんなり行ったり…
で、枠にぴったり納まっているのを見て二度目の「やった感!」
更にリフォームだと、お客様にも「変わった感」を感じていただけます!

でも、写真映えしなーいんです!
工場で組み上がってもただ平たくそびえ立っているだけ、
現場に納まっても限られたスペース、引きが取れず、特に廊下だと建具の全体像が撮れなかったり。
框に板かガラスかのどちらかが入っているだけで見た目に代わり映えもなく、写真だと更に一緒に見えてしまう。
そんな理由から写真の撮りそびれもよくあります。


建具を日常生活で意識してみると、朝起きて寝室から出る、トイレに入る(出る)、洗面所に入る(出る)、居間に入る(出る)、玄関を出る、、、朝だけでも家によって違うけど最低3枚以上の扉を開けては閉める。

写真映えしなくても、生活に溶け込み過ぎて忘れられても、とびら。
乱暴に開けられ閉められても、
音を遮っている、プライバシーを守っている、断熱をしている…
休む事なく重要な役割を担っている建具なんて健気…だからこそしっかり作らなきゃって思ってます(^_-)

建具の交換

出来たて建具のご紹介☆


最近、ドアの縦框(両サイド縦に通っている木枠です)は広めが流行ってます!
今までは120位で作る事がほとんどだったのですが、広く作ったらかっこ良くて。最近はこれが多いです。
これの様に、トイレなど幅の狭いドアには真ん中に一枚板が入りますし。

で、こちらは引き戸。
なんと、脱衣所です!もちろん透明じゃありませんが、型ガラスといって透明だけど、表面が凸凹してて、ボヤッとなるガラスを入れるのですが、にしてもシルエット丸見えかな^^;
「ひぇー、中丸見えじゃんーーー」
心配になり確認したところ、廊下に光を入れたいのでこれでいいそうで。
最悪、窓シートを貼る様です。
ケースバイケースですね!笑

引き手の材はクルミです。どっしり長めがこちらトレンド。

新ピカの新しい建具に変えるとそこだけ不自然になり勝ちですが、木の建具は年季の入った住まいにも溶け込みますよ。
そして使い込んでも汚らしくならずに、風合いになります。
表面の剥がれの心配も無いですし、縦框やガラスなどお好みのデザインも取り込めるしオススメですよ☆

はつかり祭前の○○祭

いよいよ今週末にせまったはつかり祭。
今週に入り、社内はソワソワと、ワクワクとしています。笑

ドヤ顔な店舗仕事

今大工さんが現場に乗り込んでいる、昔ばなし別館
の個室の建具です。