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天才肌

我らが石澤棟梁のはなし。
うちの現役大工の長老は81歳。
名物棟梁の石澤さん。

この人は本当に天才だなと、化け物だと思う。

石澤さんより一足先に引退してしまった番頭さんが良く言っていた。
「石さんの今まで建てた家は、もう何十年と経ってもクレームが一切無いんだよ。その代わり材料の吟味は妥協が無くて少しでも悪い材料だと弾かれちゃうし、材木屋泣かせなんだよ。でも仕事だけじゃなくて、何やらせても器用にこなすよ。釣りやればダントツに一番多く釣るし、ボウリングやれば高得点。研究熱心なんだよね。」
その時はまだ石澤さんは現場仕事が多かったし、私も若かったので、わからなかったけど、
最近はもう歳なので、現場仕事より、会社で加工することが多くなったり、私も家具の仕事をお願いしたりで、接点も増えて改めてすげー人だと、本当に尊敬している。
頭がいいってのはもちろんなんだけど、仕事への姿勢がもう。誠実さ、純粋さには頭が上がらない。。

「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ…」と声を鳴らしながら近づいて来たり。
トイレ行く前にチャック下ろす癖。
集中力半端ないので、仕事中は周りが見えなくなって、長い材料も人が居ようが関係無く振り回す。
うちの大工は石さんの近くで仕事をする時は細心の注意を払っている。
仕事は綺麗だけど、周りは散らかす。
石さんの「この前」は大概30年以上前。
今日だって山田うどんの前を通った時「
山田うどんしばらく行ってないよ!出始めの時はよく行ってたよ!」
って、しばらくどころじゃないでしょーが。笑

と、まだまだあげれば切りがない。これ書きながら笑ってしまうほどの面白いキャラクターだ。

そして今日は半畳の掘りごたつを塞ぐ工事に行き、終わってお客様にお茶を出して貰い話していると、
石澤さんのからくりテレビサクセスストーリー話に突入。
元々は中村玉緒さんが大工体験をしに初雁木材に来たコーナーから。
いつもなら玉緒さんの面白いキャラクターで湧かすはずのコーナーだったが、負けず劣らずの石さん。茨城弁と面白いキャラクターが受けてその後、石さん含め、素人3人のコーナーを持つ。
3人組のコーナーが終わったと思ったら、とうとう単独でコーナー持っちゃった。
「棟梁のお悩みエリート塾」
この人を見つけてここまで作るって。テレビ局もそういう見る目持ってるんだー。さすがだわ。
オープニングではハンチングに半纏着て腕組んで仁王立ち!今でもよく覚えている。
日曜日のゴールデン、しかもさんまの番組。
石さん全盛期の時は視聴率もすごかったらしい。
石さんも電車通いから、ハイヤーで送り迎え、ギャラも上がったって言うから大笑い。
そして地方のCMにも出たらしいし、確かドラマにも出た。
これが7~8年前の話し。

もう何度も聞いたし、知ってる話だけど、お客さんもすごく笑っていたし、私も笑った。
そして笑いながら何故か涙が出てきた。
なんの涙だろー。
可笑しいのはもちろん、なんか、長生きして欲しいなーって。笑
いつまでも現役で元気で居て欲しいなーって。そんな気持ちになったんだと思った。

受け継ぐなんて言葉にはとうてい恐れ多く、及ばないけれど、親方の言ってる事は良く聞こうと思っている。

知恵袋でこんな質問が!!

A.初雁木材で大工やってまーす。笑
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